企業情報生産体制と工場一覧
生産工程フロー
- 粘着剤配合
- 調合→撹拌まで、コンピュータ制御による自動管理と作業表示パネルにより、各プロセスが正常に完了しないと次のステップに進めない仕組みを確立。配合ミスゼロのためのシステムです。
- コーティング
- 薄膜から厚塗りまで、適用範囲の広い最新鋭のクリーンコーティングマシンを導入。クローズドタイプアプリケーションの採用でコーティングの開始時も終了時も均一で安定しています。
- エージング
- コーティングされた粘着剤の物性を安定させるために、厳しく管理された条件、雰囲気下で一定時間養生(エージング)させます。
- 物性検査
- 製品の粘着力、剥離力などの物性を検査。市場での高い評価は、品質の良い素材と定着性の高いコーティング、そして、多くの試験項目から検出されるデータを元に生まれます。
- 半製品
- 自動搬送された半製品は、仕上げ加工されるまでの間、倉庫に保管されます。省スペース、作業効率化だけでなく品質の管理向上に役立ちます。
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- 6-1スリッター
- クリーンルーム環境下でのスリッター加工。クリーンコーティングから、仕上げ加工までエアロックされた清潔環境の中、一貫した生産体制を実現しました。
- 6-2巻替え
- 塗工工程で粘着加工された、巻数3000mにも及ぶジャンボロール(ミルロール)を指定の巻数に巻替えます。
- 6-3断裁
- 高機能な刃物装置を装備し、各部を強化された専用の粘着テープ用断裁機。広幅にも対応し、半製品を指定幅にカット。カット後最終検査を経て梱包工程へと移されます。
- 梱包
- 塗工工程
- 塗工工程は、コーティング用粘着剤の調合、撹拌⇒コーティング⇒養生(エージング)⇒検査で行われます。特にコーティングは、高クリーン環境下(作業環境:クラス10000、ヘッド部:クラス1000)での精密塗膜塗工を実施。この技術を活かして表面保護フィルムや機能性フィルムを生み出していますが、特に光学シート用保護、自動車用保護フィルムは大手メーカーに採用され、高い評価を得ています。また、別ラインでは、背面離型⇒アンカーコート⇒粘着塗工⇒巻取りの仕様で従来の2パスコート生産から1パス生産を実現しています。乾燥工程では、フローティング方式を採用。従来に比べ乾燥効率が約30%向上、生産のスピードアップにつながっています。
- 仕上げ加工工程
- 仕上げ加工工程は、コーティングされたロールから製品への巻替え⇒用途・目的に合わせたカッティング⇒製品梱包となります。巻替え/スリッター工程では、高速精密な巻取り制御に加え、特有の機構と制御システムにより機械の停止時間を短縮して、稼働率を大幅に向上させています。
製品加工技術
私たちの製品をご使用されるお客様の作業性の効率化や
合理化のお役に立てるように、様々な形状でご使用いただくために加工技術の確立にも努めています。
積層や打ち抜き加工をすることでごみの削減、作業の合理化を可能にし、複数社にまたがる加工を一括化することで効率化を図ります。
工場一覧
三重県伊賀市に位置し、30数余年の歴史を誇る当社の核になる三重工場と和歌山県日高郡日高川町に位置し、
先進の機能と設備を司り、
自動車・エレクトロニクス向けの高品質・高性能保護テープの主力生産工場の和歌山工場の2拠点でスミロンの製品は生産されてます。
三重工場
操業 | 1983年4月 |
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敷地面積 | 8,625m² |
所在地 | 三重県伊賀市大野木字喜撰戸2112-4 |
生産最大幅 | 1,600mm |
生産最大巻数 | 3,000M |
主要生産品目 | 建材・金属用保護テープ、粘着マット他 |
和歌山工場
操業 | 1998年11月 |
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敷地面積 | 23,527m² |
所在地 | 和歌山県日高郡日高川町大字三百瀬285-1 |
生産最大幅 | 2,000mm |
生産最大巻数 | 3,000M |
主要生産品目 | 自動車塗膜用保護テープ、エレクトロニクス用保護テープ、 環境対策保護テープ、機能性粘着テープ他 |